ハーモニーフィールズ

「この惑星で最も美しい音楽」  - (米・ミズーリ州の有力紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」)

「ブルガリアン・ヴォイセス・アンジェリーテ」が織りなすハーモニーは、国境や世代、ジャンルを超えて、私たちの魂へダイレクトに届く。彼女たちは、何世紀も前から変わらない歌や衣装のスタイルを受け継ぎ、地域の伝統を守っている。同時に、世界にその名を知られる ブルガリアの女性合唱を象徴する存在でもある。世界的な成功を収めるとともに、多くの人々を魅了してきたという事実は、彼女たちのオリジナリティーや普遍性を表している。

1952年、国営テレビ局の合唱団メンバーらを中心に、合唱団マネージャーTanjaAndreeva によって結成された。現在は、指揮者ゲオルギー・ペトコフをリーダーに、全国から才能あふれる約20 人の歌い手を集め、活動している。1987年にドイツのレコード・ レーベル「JARO(ヤロ)」と契約を結んだのを契機に、国際的な活動を本格化させる。

1993年にリリースしたアルバム「From Bulgaria with Love」が、米・グラミー賞にノミネートされた。ノーベル平和賞記念コンサート(1996年、ノルウェー)やモスクワ建都850年祭(1997年、ロシア)のほか、オランダやデンマークの皇族を前にしたパフォーマ ンスなど、世界的に注目度の高いイベントや催しに招かれ、名声を高めた。

2004年に日本で公開されたディズニー映画「ブラザー・ベア」のサウンドトラック盤に参加し、英国の人気ミュージシャン、フィル・コリンズが作曲した「変身」を歌い、話 題に。これまでに、ドイツ、ベルギー、スイス、オーストラリア、スペイン、フランス、アメリカ、カナダ、メキシコなどで「神秘の声」とも形容される歌声を披露し、各地で称賛 を浴びる。音楽面では、伝統的な合唱スタイルを継承するとともに、フィリップ・クーテフ(1903-82年)ら、ブルガリアの現代作曲家からインスピレーションを得て、 芸術性の高いコーラスワークやアンサンブルを確立してきた。

また、イタリアのロック・バンド「Elio E Le Storie Tese」やロシアのジャズ・グループ「モスクワ・アート・トリオ」、ドイツの古楽グループ「サルバンド」、 ロシア・トゥバ共和国の喉歌(のどうた)グループ「フンフルトゥ」など、幅広いジャンルの音楽家とのCD 制作やコンサート共演を重ねることで、「ブルガリアン・ボイス」の可能性も押し広げてきた。

2013年には、単独のスタジオ録音としては10年ぶりとなるアルバム「アンジェリーナ」をリリース。複雑なメロディーラインや、変拍子を含んだ独特のリズムが絶妙に絡み合う、 伝統的な「ブルガリアン・ボイス」の本質や魅力を伝える内容になっている。1995年に初来日し、阪神・淡路大震災の復興イベントに参加したり、和太鼓グループ「鼓童」と佐渡島で共演した。

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