Duo SystramはヴァイオリンのFanny KällströmとチェロのKlara Källströmの双子の姉妹で、思いつく限り幼い頃からいつも一緒に楽器を鳴らし、曲を作って遊んでいた。 そんな理由からか、正式な形で結成したと言う訳ではなく、二人で音楽をすることは、ごく当たり前のありふれた日常的なことであった。 彼女達はダーラナ地方ファールンの音楽学校で教育を受け、クラシックやスウェーデンの民族音楽など様々なジャンルの音楽を演奏する。現在はストックホルムとマルメの音楽大学に在学中。
彼女達はスウェーデン北部のオンゲルマンランド(Ångermanland)の森で生まれ育ち、嵐・海・氷・森などのドラマチックで神秘的な風景や自然から影響、感銘を受け、 色鮮やかに曲を紡ぎ出し表現する。 また、双子という強固な関係性から音楽を創造することも大きな特徴の一つに挙げられる。 双子ならではの感情描写~具体的には、悲しみや怒りを、信頼や幸せへと変えて行くというようなスペクタルな描写も多々見られる。 お互いのことを外面からだけでなく内外からも知っている、理解しているからこそ生まれ出てくる音楽なのである。
2013年、スウェーデンの民族音楽グループMittfolkとして来日。
Duo Systramiとしてはスウェーデン、フィンランド、クロアチア、ノルウェー、アイスランドなどで数多くのコンサートをこなす。
2016年11月、デビューアルバム「När isen går 氷が割れる時」をリリ-ス。
Duo Systramiがステージに立てば、何が待ち受けているのかは予測不可能。
オープニングの曲は美しくきらびやかなメロディーで始まったかと思えば、2曲目は打って変わってグルーヴィーなナンバーになるかもしれない。
もしかすると突然歌い始めるかもしれない....。
音楽のジャンルを取り払い、双子ならではの相互作用も相まってDuo Systramiを型にはめることは不可能である。
それぞれがお互いを尊重し好きなように演奏するが、それが素晴らしいハーモニーとなって絡まり合い響いてくる。