ハーモニーフィールズ

エピゾ・バングーラ EPIZO BANGOURA

本名アブドゥライ・エピゾ・バングーラ。ギニア共和国出身。フランス、アメリカ、オーストラリアで通算20年以上のキャリアを持つアフリカを代表するパーカッショニストの一人。

エピゾは、3歳になった頃から父に楽器の手ほどきを受ける。小学校時代には楽団の一員として当時のギニア共和国アーマド・セク・トゥーレ(Ahamed Sekou Toure)大統領の前で御前演奏を披露。 その後、アンドレ・トゥーレ(Andre Toure)大統領夫人に帯同して初のヨーロッパツアーを経験するなど、早くからその音楽とダンスの才能を世間に知らしめることとなる。 リズムとダンスの融合という強い信念のもと、エピゾはギニア国内の様々なダンスカンパニーでも活躍したのち、80年代にコートジボワールに移住。

有名な『コテバ・アンサンブル』のメンバーとなり、プロミュージシャンとしての本格的な活動を開始する。 その後、パリでは、モリ・カンテ、サリフ・ケイタ、ドゥドゥ・ンジャイ・ローズ、カッサマディ・ジャバテ、セクバ・バンビノ・ジャバテといったアフリカを代表するミュージシャンと多数共演を果たす。 彼らの祖先の文化や伝統、歴史を後世に伝えるグリオとして生を受けたエピゾは、自身の音楽性を表現するために伝統と現代のスタイルを融合したバンド『African express』を結成、 昔から伝わる価値観を通して現在のアフリカが抱える問題などを分かりやすく訴えかけている。

90年代初頭にアメリカ合衆国に移住、ニューヨークで自身のバンド『African Express』を率いて定期的に演奏活動を行うと共に、天才ジャズピアニスト、ドン・プーレン(Don Pullen)、 エド・ブラクウェル(Ed Blakwell)、マーク・へリアス(Mark Helias)、ジェーン・コルテス(Jane Cortez)、レジーナ・カーター(Regina Carter)といった有名ジャズミュージシャン並びに、 南アフリカ出身のジャズピアニスト、アブドゥライ・イブラヒム(Abdoulaye Ibrahim)、ギニア国立舞踏団のメンバーとして1950年代に初めてアメリカで公演したジェンベプレイヤー、 パパ・ラジ・カマラ(Papa Ladji Camara)などのアフリカ人ミュージシャンなどと多数共演を果たしている。 また、ニューヨークにアフリカンドラムとダンスの学校Fareta Drum and Dance School を設立し、それらの普及に大きく貢献する。

96年、拠点をオーストラリアに移し、African Expressを再編成し、数多くの音楽祭やシドニーオリンピック記念式典などで活躍。 2008年夏以降 活動の拠点を日本にも持つ様になる。アフリカの楽器の他、ドラムセット、パーカッションから、ピアノ、ギター、バイオリンなども弾き こなす真のマルチミュージシャンとして、各方面から絶賛されている。

公式website

シボ・バングーラ Sibo Bangoura

カラモコ・バングーラKaramoko Bangoura