ハーモニーフィールズ

カイガルオール・ホバルグ Kaigal-ool Khovalyg

才能豊かな喉歌歌手。独学で音楽を学ぶ。21歳までトゥバ西部で遊牧民として働く。その後、トゥバ共和国立アンサンブルに招聘され、クズル市に移住。喉歌とイギルを教える。 フンフルトゥの創立メンバーの一人。1993年に共和国立アンサンブルを脱退し、フンフルトゥに移籍。同時に、「アンサンブル・トゥバ」、「ヴェルシキ・ダ・コレシキ」、「ヴォルコフ・トリオ」 のメンバーとしても活動していた。テノールからバス域にかけての魅力的な声で、フーメイ(中音域の喉歌)とカルグラー(低音の喉歌)を得意とする。

サヤン・バパ Sayan Bapa

トゥバ人の父とロシア人の母の間に産まれ、アク・ドブラク市に育つ。北カフカスのキスラヴォーツク市にて音楽を学び、さまざまなロシアのジャズ・ロック・バンドに在籍。 1990年初頭トゥバに戻り、トゥバの伝統音楽を学ぶ。その後、トゥバの伝統音楽を元にしたロックバンドで電子楽器を担当。その後、フンフルトゥの設立メンバーの一人となる。 フンフルトゥでは、ドシプルール、イギル、アコースティックギターを担当。ボーカルではカルグラー(低音の喉歌)を得意とする。

ラジク・テュリュシ Radik Tulush

モンゴル国に近い、ウビュル地方出身。子供の時から、トゥバの民族楽器を習い、喉歌を祖父より習得する。その後、一家でクズル市に移る。高校終了後、医学を学ぶ。医学学校卒業後、 クズル市の伝統医学センターで働くとともに、芸術学校も卒業。イギルの演奏を学ぶ。さまざまなロックや伝統音楽グループに所属した後、2005年よりフンフルトゥに参加する。

アレクセイ・サルグラル Aleksei Saryglar

1995年からのメンバー。ウラン・ウデ市にて、クラシック音楽とポピュラー音楽のパーカッションを学ぶ。その後、ロシアの国立アンサンブル「サイベリアン・スーベニア」に入る。 多方面に渡る音楽センスを持つが、特にスグット(トゥバの喉歌のうち、口笛のような高い音を出すスタイル)やトゥバの伝統的なパーカッションと弦楽器、そしてピアノを得意とする。 クズル市在住。