メインヴォーカル・ギターのアルベルト・クベズィンを中心としたロックバンド。
1992年、モスクワにて結成。バンド名はモンゴルの箏であるヤットガに由来しているが、トゥバ語で「貧乏兄ちゃん」であるヤドゥー・ハ(Yadyy-Kha)という隠れた意味を持つ。 メンバーの変動を経て、2005年からはおおむね現在のユニット(クベズィン、モングシュ、シピオ、トカチョフ)で定着している。
クベズィンはロシア連邦トゥバ共和国出身であるが、母方にハカス人の血をひいており、ハカス共和国で生を受けている。 そのことも起因して、彼らのロックにはトゥバやロシアの民謡を中心として、世界中のさまざまな音楽が消化されている。 民謡がロックをアイロニカルにあぶりだすことに成功している、唯一無二のバンド。
北村龍平監督「Heat After Dark」(1996)では、全編ヤトハの音楽が使われている。