北欧音楽ライブ Nordic Music LIVE! 出演者紹介
デンマークの伝統が色濃く残る「ファノ島」の伝統を受け継ぐ、女性ストリングス・デュオ
~ファノ島の伝統音楽×エストニア伝統楽器 上質な弦楽器の響き~
ソフィーはデンマーク出身のヴァイオリン奏者、作曲家。デンマークの伝統音楽が今も尚、強く残るファノという小さな島で生まれ育つ。 ファノで5歳からヴァイオリンを弾き初め、島に残る多くの伝統音楽を学ぶ。17歳の時にデンマーク王立音楽で学ぶためコペンハーゲンに行き、クラシックヴァイオリンクラスに入学。 卒業するまでにクラシック、ジャズ、フリージャズ、伝統音楽など様々なジャンルのアンサンブルグループに参加しヨーロッパ各国をツアーした。アンサンブル、合唱団、室内楽などクラシック作曲家として活躍している。細川俊夫、ハヤ・ツェルノヴィン、ジグムント・クラウゼ、ベント・セアンセンなど著名作曲家のマスタークラスで学び、現在はタリンの作曲家ヘレナ・タルベのもとで音楽研究を続けている。 演奏家として、さまざまな音楽ジャンルとのコラボレーションを積極的に行と同時に、自身のルーツに立ち返り、ファノ島の伝統的な民俗音楽の復興、普及にも力を入れている。
エストニア出身の伝統音楽ミュージシャン。エストニアのバグパイプ、カンネルと呼ばれるエストニアの伝統弦楽器、口琴、角笛、ホイッスルを演奏し、伝統的なダンス音楽を演奏することを核に活動の幅を広げている。独学で音楽を学び初めた後、タリンのエストニアアカデミーオブミュージックアンドシアターなどで本格的に音楽の知識やスキルなどを習得。 その後タルトゥ大学で伝統音楽を専攻。伝統的なダンスフェスティバル「サバタンツ」をエストニアで主催。特にエストニアの伝統音楽、伝統舞踊(ダンス)に傾倒しているが、世界各地の伝統音楽に関心を寄せ、特にデンマークのファノ島発祥とされる音楽とダンスに魅了され、実際数度訪問し習得している。またラトビア出身のバンド「アウリ」にも所属し、2019年ジャパンツアーを成功させている。 日本のアイヌの歴史や民族音楽にも深い関心を持ち、訪問し研究を続けている。
デンマーク「フュン島」のフィドルスターが共演。フィドルは踊る!
デンマークの伝統音楽、伝統ダンス音楽を中心に演奏活動をするフィドルデュオ。 今回がグループとしても個々人としても初来日。ヨーエンは北欧で著名な伝統民族音楽バンドSVØBSKの中心メンバー。 各々で別のプロジェクト活動も展開する実力アーティストで、今回はアンデルセン公園での演奏の為にフィドルデュオの特別編成。演奏面の技術の高さ、レパートリーの幅広さにも定評があるが、昨今は子供向け、ファミリー向けのコンサートやワークショップにも力を注ぎ、民族音楽の維持、復興、後進の育成にも務める。 正統派伝統音楽後継者と目されることも多く、デンマークの伝統に敬意を表しながらも幅広い音楽表現を目指す彼らは「維持と革新」を上手く使い分けている稀有な存在とも言える。
ヨナス:「演奏出来る喜びが互いのインスピレーションを補完し合い私達の音楽が成立しています。その感覚を日本の皆さんにも少しでも味わって欲しいです。」
ヨーエン:「私達が演奏する音楽の多くは、今で言うクラブミュージックが多いです。私達の演奏を聞いて是非日本の皆さんも一緒に踊り出して頂けると嬉しいです。」
デンマーク・フュン島出身デュオ、デンマークの伝統と革新を捧げる
最新かつ最もエキサイティングなグループ
今やデンマークのフォークミュージックシーンの代表的存在
グループ名のRannokは、「本当に良い」または「本当」を意味するフュンの方言。 ヴァイオリニストのミケルとピアニストのデイスは、2003年オーデンセのフォークミュージックコースで出会いRANNOKとして活動を開始。2010年にリリースしたファーストアルバムは「伝統と革新を携えるアルバム。燃えるような民俗音楽、本物の伝統曲、そして現代的な感覚を取り込んだ唯一無二のグループ」と評され、スウェーデン、スイス、スコットランドなど各国フェスティバルに招かれる様になる。 2人は伝統音楽や他の音楽ジャンルに縛られることなく自由自在に演奏可能。ミケルはデンマークの優れた先輩民俗音楽家たちに教えを乞い、一緒に演奏してきた経験がある。 また、デイスは人気グループ「Habadekuk」のメンバーとしても活躍し活動の幅を広げている。今やRannokは、デンマークのフォークミュージックシーンでは、最新かつ最もエキサイティングなグループの一つとなる。「人々の歴史や音楽の好み、音楽への愛情の一部に触れることができ、世界中で伝統音楽ほど愛されている音楽はないと思うのです」と2人は語る。