ラトビアの“バグパイプ”と“打楽器”の研究から生まれた、伝承音楽!
ラトビアの音楽賞 Zelta Mikrofons(2018) にノミネートされ、世界で最も勢いのあるグループの筆頭に!
バグパイプ&タイコのグループ Auli(アウリ)は、2003年にラトビアの首都リガで結成された。 6人のバグパイプ奏者、3人のドラマー、1人のベース奏者から構成されており、昔ながらの音楽要素と現代の感覚をミックスさせた独特な世界観を構築。 Auliのメンバーは自分達の音楽スタイルをetnotranss(民族トランス)と呼んでいる。
自然やラトビア民謡のメロディーからアイディアを得て、エネルギーやダイナミクスに満ち溢れる新しいロックやワールドミュージックを作り上げている。 ラトビアでは、伝統的にバグパイプとタイコ演奏の痕跡がほとんど残っていないにもかかわらず、両方の楽器はラトビアの民間伝承資料では頻繁に取り上げられている。 自身の調査研究と経験に基づいて、Auliはラトビアのバグパイプの演奏方法や曲を(手探りで)感覚的に開発した。
それは彼らの楽曲と音楽の可能性を広げるもので、バルトエリアにある一本の巨大な幹から作られるドラムを含む、様々な種類のドラムから紡ぎ出されるリズムやビートと自分達の 音楽組み合わせた。
初期のAuliのレパートリーは、伝統的な踊りの曲や、他のヨーロピアンと同じようにバグパイプのメロディーから始まるような曲であった。 しかし、彼らはAuliのサウンドを求め、それまでのレパートリーを演奏する機会を徐々に減らしていく。従来の音楽的知識や技術を習得する手法ではなく、かつ、 ヨーロッパ各地で知られている様々な中世バグパイプ音楽、ドラミンググループのコピーの道を辿ることもなく、【一般的にミュージシャン(芸術家)はオリジナル作品を創作する前に 敬愛するミュージシャンや先代の演奏を模倣したり研究したりする】ラトビア伝統音楽を根幹に置きつつも、Auli独特のメロディーとスタイルを切り開いて行くこととなる。