ハーモニーフィールズ

オール・ヤンサ Ol'Jansa
Göran Månsson & Friends

2018/04/22 発売/KJT-005

「日本-スウェーデン国交150周年記念アルバム」 北欧の笛の魔術師が、スウェーデンの伝説の笛奏者を蘇らせるプロジェクトに挑む。 日本人琴奏者も参加したこのアルバムは、スウェーデンの音楽誌に大々的に取りあげられたり、また音楽賞にもノミネートされるなど、大きな反響を呼んでいる。

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ハヴェロ村に伝わる結婚行進曲 Brudmarsch från Haverö

TAKI-6008

新曲5曲と絶版されたアルバム MON より名曲3曲、ヨーラン・モンソンバンドより4曲を収録。ヨーラン・モンソンの生まれ故郷に捧ぐ「ベスト盤」。
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SWEDISH TRAD.

スウェーデンで何世代にも受け継がれているダンス音楽や結婚式のマーチなどの伝統曲を綴った楽譜集。 初心者の方でも、どんな楽器でも演奏可能。 全楽曲収録のCD付。
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アップ・ノース UP NORTH
Göran Månsson Band

Nordic Tunes NT002

2012年来日にリリ-スされた バンドのファーストアルバム。全10曲。 トラディショナルと ヨーランのオリジナルが 半々で構成。 中には、北アメリカのトラッドをアレンジした曲や、ダニエルがヨイク をヴォイスとして歌う曲もあり、多彩なアルバム。 ダニエルのギター、ペッテルのパーカションが、コードやリズムで縛ることを せず、笛のメロディーの自由度を高めていることが最大の魅力。 2人の娘の為に作曲した ‘Waltz for Agnes and Siri’ は泣けます。
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モン~曾おじいちゃんの庭 MON

Koruna Music MPKM026 (Sold Out)

彼の曾おじいちゃんに捧げられた2作目。リコーダー・ホイッスル・ コントラバス・リコーダー等ありとあらゆる笛を駆使し、ポップな 内容に仕上がっている。 伝統音楽への愛情にあふれる本当に温かい1枚。 ヴェーセンのローゲル・タルロートが全面プロデュース、ギタリストとしても参加。 強烈な2つの個性がぶつかり合う革新的なアルバムとなった。 2007年、スウェーデンの優れたインディーレーベルに贈られる「マニフェスト賞」にノミネートされる。

インランド Inland

DRONE DROCD030 (Sold Out)

2002年リリースのソロ作。スウェーデン各地方のポルスカを自らが吹く笛の多重録音で創作している。 ドイツ製の巨大なバスフルート、ヘリエダールスピーパ等のフォーク・フルートはじめ、数種の笛を駆使。

Reviews

(アルバム「モン」より) 「私は伝統家ではない」 ヨーラン・モンソンは、かつて音楽についてのディスカッションの中で私にそういいました。 「異なった地域の伝統曲を拾い集めてアレンジするんだ。そして新しいものを作り出す。 時々、自分が教えている人々が、これこそが中世のスウェーデンの暗い森の中で鳴り響いていた音なのだと信じていたらどうしようかと心配になることがある。」 しかし、私はそんなことを全く心配していない。ヨーランのような強い伝統精神と精力的な好奇心を持ったミュージシャンにはめったに出会えない。 彼が笛の曲よりも、ハヴェロ村のロング兄弟のレパートリーのフィドルメロディーや、自身の作曲を多少不便な楽器で演奏しているという事実は、ヨーランの音楽をますます面白いものにしているのだ。 私にとっては、それこそが伝統なのである。遥か昔の音楽を新しい音楽界にもってくるということが。 もし、フルート奏者がスウェーデンのフォークフルートの伝統だけを演奏したいのであれば、そのレパートリーはごく限られたものになってしまう。たとえ笛が世界中で演奏されていたとしても、 笛奏者だけでやっていけるミュージシャンは珍しかった。スウェーデンのフォークフルートの貧しい記録だけでは難しいのだ。 それは過去の楽器で、ステージやダンス曲のメイン楽器として演奏するような楽器ではないとされてきたのです。 ヨーラン・モンソンの一つ前のソロアルバム、「インランド」(2002)は草分け的なものになった。彼は古いスウェーデンの笛の伝統曲に、古い笛奏者たちが夢にさえ見ることができなかったけれども、 きっと受け入れたであろう革新的な演奏テクニックと、全く新しい影響を取り入れることに成功した。 アルバム「モン」でも、ヨーランはフォークフルートをコンサート楽器として設立させ続けている。今日では、古い笛から発展したさらに多くの新しい笛のモデルを作りだしている。 このアルバムのユニークな点は、ヨーランともう一人の素晴らしいミュージシャンであり、音楽の開拓者であるギタープレイヤー ローゲル・タルルートとの出会いである。 ローゲルは、ヨーラン・モンソンが笛で行ったのと同じ方法でギターによってスウェーデンのフォーク・スタイルを発展させた。このアルバムでの二人の出会いは、とても特別なものに感じる。 古いものと新しいものの生きた伝統である。変化とは、今生きている音楽にとってはとても自然なことであるダイナミックなプロセスだ。 それゆえ、私に言わせれば、たとえ3段もある巨大な巣箱にも見える笛でファンクなリズムを演奏しようとも、ヨーラン・モンソンは伝統家なのである。
 -Dan Ljundberg, Musician and Director of Swedish visarkiv - The center for Swedish Folk Music and Jazz Research
アルバム「インランド」は、スウェーデンのフォーク・ミュージック界において、最もクリエイティブで、スウィングしている素晴らしい作品だ。 ヨーラン・モンソンは、時には奇妙な、時にはごく普通の笛を使い、あたたかな音を生み出す。ヨーランはフォークミュージックを、ジャズのソリストであるかのように自由にアレンジして演奏する。
 -ウストヨータ・コレスポンデント誌
アルバム「インランド」の素晴らしい曲のレパートリーは、ヨーランがあらゆる方法を使って、今までと違ったフルートの伝統によってスウェーデン音楽を色づけしているという特徴がある。 素早く力強いポルスカや、尺八にも似た音色のワルツなど、暗い冬の夜を楽しむには素晴らしくぴったりのアルバムである。
 -スヴェンスカ・ダーグブラーデット