ハーモニーフィールズ

伝統音楽に現代の感覚やエッセンスを融合し、独特な世界観を作り上げ、 大舞台で演奏する ことによって、トラッドアタックはエストニアの音楽シーンを根底から覆した! たった3人で演奏しているとは思えないほどの、ふくよかで広がりのある大音量サウンド!

バンドメンバーの3人は、幼少期より音楽に囲まれて育ち、長い間良い友人であり、 それぞれ15年以上エストニア の音楽シーンで活躍してきた。 2014年最初のきっかけはシンプルで、遊びと実験を兼ね備えたものであった。 エストニアの伝統音楽を踏まえてはいるが、それとは別の音楽を遊び感覚でやってみたいと言う思いから、 一緒にバンドを結成することになる。 当初は決まりや限界を設けず、音楽が常に新鮮さと驚きで溢れるようにし、公の場で演奏するつもりもなかった。 彼らがタリン音楽祭2014に応募した際はバンド名すらなく、持ち曲も5曲しかなかったが、 30分の短いショーケース では充分すぎる程の内容であった。

ただ、驚くべきことにデビュー曲”Kooreke”が大ヒットし、それ以降トラッド・アタック!はエ ストニアで 19部門の音楽賞を受賞、デビューアルバム”AH!”は世界的に知られることとなり、WOMEXや Eurosonic、Transmusicalesのような巨大ショーケースを含み、世界33カ国でツアーを行ってきた。 観客と音楽評論家からの肯定的な意見を多く受けるに従い、自分達の状況をもっと真剣に捉えるようになった。 新鮮で自由な音楽に対するアプローチや、メンバー間の友情が特別なエネルギーを生み出せ るように思えたのだ。

彼らは自分達の成功について依然として驚きを隠せてはいないが、それ以上に全てを楽しんで過ご している。 2017年5月にはニューアルバム”Kullakarva-Shimmer Gold”をリリースし、世界ツアーを行っ た。 2017年7月ー2018年12月にかけては、エストニアがEU評議会の議長国を務め、またエスト ニア建国100周年を 祝い、ヨーロッパ中の国々を巡るツアー”All Around Europe”を行う。

トラッドアタックの音楽は、仕事や遊び、お祭りの際に音楽を生み出し、演奏してきた素晴らしいエストニアの 民謡歌手や楽器演奏家達の音源からインスピレーションを受けている。 トラッド・アタック!はそれらを取り出し、 そしてその声や音楽を21世紀へと持ち込むのだ。 時に彼らは長い間眠っていた村の伝承歌などの伝統音楽を 取り入れ、12弦ギター、ドラ ム、ホイッスル、バグパイプ、ハープからリズミカルでダイナミックな演奏を生み出し、 ステージを繰り広げる。 民謡は間違いなく彼らの出発点であるが、彼らの境界点、到達点ではない。 彼らは若い現代人であり、自らの伝統を耳と心と魂で支えるのである。 トラッド・アタック!は様々な文化スタイルと音楽ジャンルを融合する実験場である。

バンドの初めてのコンサートの際、最終的には世界中、全ての国々で演奏する目標を半ば冗談で掲げた。 意外なことに、この最終目標はこの4年間の間に少しづつ実現味を帯びてきている。 4年間でWOMEXやEurosonic、Transmusicalesのような巨大ショーケースを含み、世界33カ国でツアーを行ってきた。 あと163カ国で目標を達成する!