ヴァルティナの本拠地であるロシアの国境近くのカレリア地方は素晴らしい民族音楽が根付いている地域で、ヴァルティナはその代表格として世界中で演奏活動を行っている。
彼女らの最大の特徴は、ブルガリアンヴォイスにも似た独特の歌唱法にある。日本でいうと演歌や民謡の“こぶし”のようであり大地に轟くうなりのような響きの歌である。
数多くの神話が生まれた国フィンランドならではの、神話的世界を具現化するような魂の奥底を震わせる神秘の歌声を存分に堪能して欲しい。