ハーモニーフィールズ

フィンランド古代楽器「ヨーヒッコ」 馬の尻毛オーケストラ

Jouhiorkesteri すなわち「馬の尻尾オーケストラ」(言葉遊びで、弦楽合奏団を意味するjousiorkesteriをもじっている) は、このヨーヒッコを使ったカルテット。 20世紀の終わり頃ヨーヒッコの伝統が復活し、3世代にわたって活動を受け継がれてた「馬の毛・オーケストラ」は、4台のフィンランドの古代楽器というユニークなアンサンブル。

2000年に結成し、2008年5月ファーストアルバム Nikodemus(Aania)をリリース。 2008年4月にヘルシンキでフィンランド音楽情報センターが主催した「民俗音楽ショーケースアーティックパラダイス」で絶大な評価を得て注目を集めた。 ショーケースに出席したWOMEXのプロデューサーの目にもとまり、WOMEXワールド・ミュージックエキスポ 2008に招待される。 WOMEXの出演は相当な競争率で、しかもこの手の伝統楽器が出演する事は少なく、世界的にも大きな話題となった。

彼らの音楽は、フィンランドの舞台音楽振興センター(ESEK)と音楽団体(LUSES)がフィンランドの誇り高いグループとして推奨される。

メディア評

“they can make a pretty beefy sound” - fRoot

「ヨーヒッコ」という楽器、そして「ヨウヒオルケステリ」の活動は、フィンランドの国境をも越え、世界中から大きな関心集めている。 ヨウヒオルケステリは2008年秋のWOMEXにショーケースとして選ばれ、どこかうっとりさせるほど現代的にもかかわらず、時間を超越している彼らの音楽は「古代のグルーヴ」が見事に表現した。 ヨーヒッコには運弓(ボーイング)の特殊な技術により、固有で独特のスイングがあり、それら4人で創造されるグルーヴは類がなく本当に素晴らしい。- Riikka Hiltunen 2010, Fimic

過去出演フェスティバル

Finn Fling Festival(カナダ)
Viljandi Folk Music Festival(エストニア)
Festival de I’imaginaire(フランス)
Sommelo Etno Music Festival(フィンランド)
Nordklang Festival(スイス)
Etnomechanica World Music and Art Festival(ロシア)
WOMEX 08(スペイン)
EBU Folk Festival(ドイツ)
Rainforest World Music Festival(マレーシア)
Hentung International Folk Song Festival(台湾)
Kaustinen Folk Music Festival(フィンランド)

WOMEX 08

ヨウヒオルケステリは、WOMEX(World Music Expo)の公式のショウケースプログラムでの演奏のため招待された。 WOMEXは、2008年10月29日~11月2日までスペインのセビリアで開催。
ヨウヒオルケステリは6月中旬にがWOMEX認可し、どのグループより早く発表があった。これは大きな功績である。
なぜなら、Womexのショーケースプログラムは競争率が高く、毎年数百もの 応募があるため、その中から選ばれるのは40ほどのパフォーマンスだけである。
ヨーロッパの国々からそれほど熱烈な支持を受けていないパフォーマンスが選ばれることは珍しい。